ダンボール紙工
初めてオリジナル段ボールをつくる時のアドバイス
更新日:6月5日
自分の大切な製品を包むダンボール箱。
「自分の会社のロゴや社名を入れて、自分たちの広告としても活用したいな🤔」「ブランドの認知度を高めたいな🤔」「社名を広めたいな🤔」
皆さん、様々な目的で、ダンボールに印刷を入れ、オリジナルのダンボール箱を作成していると思います。
「これから”自分だけのオリジナルダンボール箱を作ろう”と思うけど、どうしたらいいのかな?」
そう思っている方は、以下の事を箱の製造業者さんに伝えると、スムーズに箱を作っていけるかと思います。
1.ダンボール箱を使うときの目的は?
段ボールって、見た目は同じように見えますが、ダンボール自体の強度を変えることで、箱の強度を調整できます👍
「中に入れるものの重さ」、「輸送に使うだけなのか、保管する為に、製品の入った箱を何段か積んで、上から荷重がかかる状態で使う箱のなのか」「国内への輸送なのか、輸出するのか」などなど
使う条件によって、強度を考えて、ダンボール箱は作られています。
中に入れるものをシッカリと護るためにも、
中のものの重さや、箱の用途を伝えることが大事です。
(せっかく作ったのに、「ダンボール箱がつぶれた😨」なんてことがないようにしたいです)
2.ダンボール箱の大きさは?
ダンボール箱を作る時はもちろん、箱の中に入れたい物の大きさに合わせて箱を設計するのですが、
箱を作る時に、業者に伝える寸法も大切です。
伝える寸法は、「箱を組んだ時の、箱の外側の寸法なのか?」「中に入れるものの大きさ(箱の内側の大きさなのか?」を明確にしておきましょう😊

ダンボール自体の厚みが、1.5mm厚から8mm厚までありますが、
例えば、中に入る物が35cmX20cmX33cm(高さ)なのに、
箱の外側の大きさを
35cmX20cmX33cm(高さ)で、しかも8mm厚のダンボールで設計してしまうと、せっかく箱を作っても、箱の中に入れたい物が入らなくなってしまいます。(絶対入らないです。ダンボールの厚さなどで、箱の内側は小さくなってしまいます。)
また、箱の外側の寸法を伝えて、箱はできたけど、箱の中に物を入れて「60サイズ」で使う予定の箱だったのに、
梱包したら、ダンボール箱が少し膨れてしまい、「60サイズを超えてしまっていた…」
「ダンボールの箱の中が少し余裕があったから、もう少し小さめに箱を頼めばよかった」
等とならないように、「〇〇サイズ」にしたい場合は、念のため、業者にその旨も伝えましょう。
3.箱の形はどんなものを希望しているのか?
一口にダンボール箱といっても、一般的なミカン箱のような形から、抜型を使用して作る箱まで、いろいろな形があります。
どの形のダンボール箱を希望しているのかを業者に伝えましょう。
ちなみに、弊社のホームのページから、いろんな箱の形状が確認できるので、
参考にしてみてください。
4.入れたい印刷の大きさは?箱のどの面に印刷を入れる?
「”自分の会社のロゴや社名”の印刷を入れた箱にしたい」と思ったら、印刷のデザインや、箱のどの面にどれくらいの大きさで入れたいのかを伝えましょう。
弊社で印刷をする場合は、版画の版のような樹脂でできた「印版」を作ります。
印版を作って印刷するような弊社のような業者の場合は、印版を作ってしまうと大きさを変えることができません。
パソコン内で編集するように、印刷の大きさを後で変更することができないんです。
印刷を入れる場所、デザイン、大きさなどをシッカリと業者と共有しておきましょう。
(印刷の仕方の違いですが、パソコンから直接データを送って印刷をするような業者様は、変更が可能のようです。)
5.印刷は何色にする?
「ダンボールに印刷を入れるときは、色も懲りたい」という方もいらっしゃいます。
特にデザインのお仕事をされている方は、色味も大切にされてますよね。
しかし、弊社の様に印版を使って印刷をする会社では、印刷に使えるインクの色の限りがあるのが現状です。(3.の時と同じではありますが、印刷の仕方の違いで、パソコンから直接データを送って印刷をするような業者様もありますので、ここも確認してみて下さい。)
ご希望の色も伝えてみてください。
6.手掛け穴は必要か?
例えば農産物などのご依頼をいただくときに、手掛け穴をご希望の方が多くいらっしゃいますが、手掛け穴にも種類があります。
詳しくは弊社ブログの「ダンボール箱の手掛け穴」のページをご覧ください。↓
https://www.danboolshikou.com/post/%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%AE%B1%E3%81%AE%E6%89%8B%E6%8E%9B%E3%81%91%E7%A9%B4
箱の使いやすさや、箱を使って作業する方の効率の良さにも関係してくるので、手掛け穴が必要な場合は、どのような穴がいいのかも伝えてくださいね😊
一見すると、あまり違いがないように見えるダンボール箱ですが、
実は作る時のポイントがあるのです。初めてオリジナル段ボールを作る時は、わからないことがいろいろあるかと思いますが、わからない時は気軽に相談してみてください。
あなたの大切なものを、しっかりと護り、ブランド認知度の向上にも活用できるダンボール。
ぜひ、オリジナルのダンボール箱を使ってみてください😊